LED電球の大きな魅力の一つは、約4万時間という長寿命です。
これは白熱電球(約1000時間)の40倍。電球型蛍光灯(約1万3000時間)の3倍以上です。
オフィスなどで、1日10時間電気をつけていたとしても、約10年は持つ計算になります。
LED電球は、今までの電球とは違い、消耗品ではなく使い続ける電球なのです。
イニシャルコストは、高く掛かりますがランニングコストを考えると、白熱電球や蛍光灯
よりも遥かに経済的な電球といえます。
LED電球は、消費電力が同じ明るさの白熱電球の約1/10、蛍光灯の約1/2と非常に省エネ設計です。
消費電力が少ない、水銀を使用していない等、地球環境にも優しくエコな照明器具といえます。
さらに、従来の電球では熱となって失われていた電力分の発熱が少ないのと、赤外線が少なく
電球のランプ部分が熱くなりにくい為、低発熱な照明器具となります。
白熱電球の場合、設置数が多くなると室内の温度上昇の要因になり、空調の電気代を高めて
しまう可能性があります。
上記の点からもLED電球は、地球環境に貢献しているのです。
LED電球は、電源スイッチをオンにし点灯してから最大光束になるまでの時間が非常に早い
という利点があります。
通常の蛍光灯では、最大光束になるまで20~40分かかってしまいます。
蛍光灯を使用している倉庫などでは、不在時などにも点灯していなければならず、無駄な電力を
使用している場合があります。
しかし、LED電球なら素早い点灯性を活かし直ぐに明るさが必要な場所でも、不在時に消灯し
消費電力を抑えることができます。
よく誤解されがちな事ですが、LED電球は口金(電球とソケットが接触する金物部分)のサイズが、
E26、E17といったソケットであれば取り付けることができます。
一般的に使われている口金は、E26なので一般家庭であれば問題なくLED電球に交換が可能です。
LED電球の特徴の一つとして、白熱灯や蛍光灯とは違い『光が直下方向に集まる』という性質が
あります。
この為、LED電球で天井から部屋の隅々まで明るくしようとすると、設置個数を増やしたり
しなければならず、あまり適した使用方法とはいえません。
それでは、LED電球の性能を活かす場所とは?
・高い所や狭い所で取替えが面倒な場所(工場や倉庫、高天井の住宅等)
・すぐに点灯させたい場所(倉庫、トイレ、玄関等)
・長時間点灯させる場所(オフィス)
などが挙げられます。
またLED電球は、紫外線の放射がほとんど無い為、屋外で使用する際虫が寄りにくい、紫外線に
よる色あせがない(洋服など)といったメリットもあるので、用途に合わせて使用することを
お勧めします。
またLED電球は、明るさの基準として「40W相当」といった表記がされています。
これは、白熱電球の40Wに相当する明るさという意味になります。
明るさの観点からも使用に適した場所を選ぶことで、消費電力を抑えることになります。
例えば、一般家庭でいえば廊下や玄関などは、40W相当の電球でも十分な明るさを確保できます。
新電工株式会社では、「この場所には、この明るさを」といったご提案もさせて頂きます。